*この記事はB4UT Advent Calendar 2021 に寄稿したものです。他記事も興味深いものばかりですので、是非チェックしてみてください。*
どうも、hydです。未だに読みを覚えられてないみたいですが「ハイド」って読みます。
普段のブログでは翡翠名義ですが、今回は所属サークルB4UTのアドカレ企画(#Advent4UT2021)への参加ということで、本ブログ初、サークル内などで使っているアナザー名義で執筆している次第です。
1stとしてサークル活動にはオンラインメインでちょいちょい首を突っ込んでましたが、こんな感じで大っぴらにやるのは初です。改めて「よろしくお願いします」。
初のアドカレは、直近の出来事を話そうと思います。
そう、SEG4UT_Championship、通称セガチャンの2021年オンゲキ部門の話です。
え?部内大会なんだから内輪話連発なんだろって?なわけ。だったらわざわざアドカレの枠取りませんよ。
確かに部内大会なのは真ですが、僕にとっては「初めての一発勝負型大会」でもありました。今までスコアタ形式しかやってこなかったんでね。
今回はそのような舞台に立つにあたって、どのような準備をしてきたかを書こうと思います。実際の練習/結果どうこうではなく、プレイの意識的な面でのお話です。
実際の練習/結果、その他諸々はまた別の、いつも通りの記事でまとめるということで。
(リンクは最後に載せてます)
Intro:セガチャン告知
僕がB4UTに入ったのは、このセガチャン目当てが3割くらい占めてました*1のでとても楽しみなものでした。
ただ、楽しむだけなら交流戦で十分なんです*2。勝たねば大会である意味がない。
今回開催されたセガチャン2021はmaimai/オンゲキの2部門。「ゲキ部門には絶対出よう」と思っていたのですが、この時点で僕の中でのゲキの立場はかなり危ない状態でした。
僕はメイン機種をオンゲキとしていますが、その理由は
「本当はメインとはとても言えない腕前に落ちたんだけど、他にメインと言える腕前の機種がないから」
というかなり消極的なものでした。
つまり、人に「メイン何?」って聞かれたら「オンゲキ」と返しはしますが、それは仕方のない返答にすぎず、実質的にはメイン機種が存在してなかったんです。
シュレディンガーのメイン機種
今大会でメイン機種として返り咲かせなければ後が無い。そう思って本気の本気で対策してこのセガチャンに挑もうと思いました。
PDCAもどきをぶん回す
進化への課題
古典的ではありますが、対策はPDCAサイクルっぽく行うことにしました。
今までの全てのオンゲキのプレイが0回目のDoにあたるので、実際にPDCAを回すにも「課題を並べる→対策練る→プレイしてどんな感触か確かめる→(戻る)」という本家とは若干違う流れになります。
とりあえず本記事ではサイクル1周目と、n周完了後だけお見せします。これだけでも今回書きたい進歩の全てが詰まってますのでご安心下さい。
今回の出場に際し、対策すべき問題はというと…
- 全然取れなくなったABを取れるようにする
- 今まで以上に地に落ちた精度を回復させる
の2つが真っ先に浮かびます。全埋めしてた頃*3の力を取り戻すにはこれらを頑張るところからスタートです。
前者は本戦で使われる12~13の楽曲を埋めれば確実に感覚が戻るので問題ないと判断。
真に問題なのは後者。今年は「難易度帯を問わず、ABしても鳥プラ一切届かない」レベルでドン底ついていた時期もあるレベルです。
多機種勢の僕が器用貧乏になっている最大の原因でもある以上、これの修正は必須、かつ困難を極めること間違いありません。
そもそもなんで自分が精度に弱いのかを徹底的に見つめ直してみると
- 高難度厨(基本的に14以上、たまーに13+)
- 多機種間の判定ズレ
- 心臓の弱さ
などが挙げられます。こいつらをどうにかしていけば良さそう。
だと思ってたんですけど告知から数日後、大会会場のnamco巣鴨に赴いてみると…
なんということでしょう、椅子が自分好みのセッティングより低いではありませんか。しかも高さ固定のタイプ。
ということで「その椅子の低さに慣れる」というタスクも増えました。
椅子が低くなるとオンゲキってゲームは判定が微妙に埋まってしまう他、さまざまなプレイ感覚が変わってしまいます。とはいえ、判定調整を変に合わせてしまうのは逆効果なので、この埋まった判定と格闘する必要が出てくるということです。
また、少し対策出来てきたタイミングを見越しておくなら、筆者は精度が上がった途端にABが出なくなるという呪いを抱えているためそれの打開も必要です。
いや、課題多すぎ。今まで(6年間)のツケって重たいもんだなぁ…
打開策
ここからは各課題への対抗策を練ります。
- 高難度厨→12~13を中心に高難度以外にもしっかり触れる
グループリーグのレベル帯が12~13なのもあって至極当然の行動。12とかやるの何年ぶりだ?
- 多機種判定ズレ→一時的に単機種集中
まあコレしか無いでしょう。Arcaeaまで縛るのは相当精神力要るけど必要な犠牲。
- 心臓弱者→高精度の頻度を増やして心臓の負荷を削る
一般的にもよく言われる対策法です。何事も慣れってね。
- 判定埋まり→多機種流奥義「地力輸入」
先ほどの単機種集中と矛盾しているように見えますが、単機種になる前に他の機種から地力を持って来れば良いわけです。
輸入元は「判定調整出来ないのに判定思いっきり埋まってる機種」、それすなわちポップンです。ポップンで光るようになれば対策が効いたと言えます。
- 精度/ABの両立→上位、下位間の相互応用
精度狙いは下位/AB狙いは上位でよくやること。この二つを良い感じに融合することを目指します。下位→上位はよく言われる話、というかやるべきことが言語化不要レベルで自明なので、逆方向を考えれば、一味も二味も違う腕前になるはずです。
具体的には下位→上位でのLATEの増加を矯正すべく「レベル間の判定ズレを完全に消し飛ばす」こと、そして元から下位で唯一イキれていた要素ではありましたが「単純な12分以上を絶対光らせる」ことの2つを意識します。
ここらへんのことを目標に据えてプレイすればいいわけです。ここまでやれば他機種にも良い影響があるかもしれませんしやるっきゃねぇ。
実践結果
時系列が錯綜しそうなので、どんな感じの練習したかは別記事で。
ざっとどんな成長したか書いときます。
- 大会内のトッププレイヤーとやりあえる所までは流石に行けませんでしたが、精度はかなり伸びたし、理論値も増えました。
- ポップン3クレくらいやった後に直後にゲキ縛りをかけてみたら結構光るだけではなく、全盛期よりも目線固定が上手くなったり、心臓が一気に強くなったりもしました。しかも一時的ではなく半永続。自分の中の「判定への意識」がガラッと変わったような気がします。
- 上位→下位への応用の点で書いた2つのポイント、特に前者(レベル間判定ズレ抹消)が全体的なスコア向上に効いていました。
「となると、次は目線固定とかかなー」というようにそのまま2周目に突入s(ry
…こんな流れを何周もしている内に、最終的な精度は難易度問わずエントリー時から見違えるほど強くなっていました。
こうして、過去になく「仕上がった」状態でセガチャン本番へ臨みましたとさ。
まとめ
この後も数回PDCAサイクルもどきを回し、少し言語化の仕方が変わったので、追加情報を交えながら「より上手くなるためにやったこと」の最終形をまとめます。
- 高難度以外にもしっかり触れる
腕もあったまるし、判定軸を思い出せるため、上位の高スコアにも繋がりました。下埋めしてる人の方がスコア出せるとは一般的に散々言われてきましたが、ようやく自分にとって明確な成果になったかなと。
- 単機種集中
(大会終了後数日経過した今だからこそ言えますが、)変に他機種に手を出すとマジで判定壊れます。地力輸入にしてもワンテンポ前にやっておいた方が絶対に得です。
- 高精度の頻度を増やして心臓の負荷を削る
他のポイント押さえてたら自然と達成されていたので特筆事項なし。マッチングの順位(特に大会モードでのクソデカスコア)表示の接戦状態に対しても強くなってました。
- 座高変化程度では揺るがない判定軸を掴む
座高変化には目線調整で対応します。判定調整は1回調整したことあるなら変えない方が吉です。レベル間の判定ズレもこれで消し飛ばせました。
- (1曲中)目線固定を外さない
目線の固定は意識の固定。スコアチラ見の回数も大幅に削れて心臓も楽になりました。AB率もここの意識だけでかなり上がったので、思ったよりアドが数倍大きかったです。
多いように見えますが、1つ言えることとしては、「意外とやってみれば出来ます」。
終わりに
いかがだったでしょうか。「精度弱いから人とスコア勝負できる自信ない…」とお悩みの方に、少しでも力になれたら幸いです。
ここから先、大会での戦術や結果、振り返り等はこっちの記事でやってます。本記事で書いたことを実践したことによる具体的な成長幅を見たい人も是非。
(練習編)
→https://jade-hyd.hatenablog.jp/entry/2021/12/16/001345
(本番編)
→https://jade-hyd.hatenablog.jp/entry/2021/12/16/001251
ではでは。